リフォーム施工事例集~ウッドデッキ
ウッドデッキ 雑草対策 目隠し 外構施工事例 ~神奈川県茅ヶ崎市 T様邸
ホームページをご覧になった鎌倉市のT様から、お庭の雑草が抜いても抜いても生えてきてしまって困っているとご連絡をいただきました。お話を伺うと、T様のお家は新築当時、リビングの大きな窓から見えるお庭スペースをガーデニングのために土のまま残したそうです。
ところがみるみるうちに、ジャングルのように腰の高さまで雑草が生えてしまい、困っているので助けてほしいというご相談でした。そこで、まずは住環境コーディネーターの狩谷昌伸が鎌倉市のご自宅へ伺いました。
お家の中へ招いていただいて、お茶をいただきながら雑談も交えてたくさんお話をしてくださいました。拝見したところ、T様のお庭は南側道路に接していて日当たりがバツグンによく、植物たちが生き生きと育つ恵まれた環境です。建物の周りも同じように雑草が生えていました。
とにかく雑草に困らないお庭と、リビングから子供が遊んでいる姿を眺められるウッドデッキがほしいというご希望がありました。今は雑草だらけのお庭に憂鬱な日々を送っているので、なんとか雑草に悩まされず、家族みんなで楽しむことができる快適な空間をつくりたい、というT様のお気持ちが強く伝わってきました。
また、プライバシーを確保できるようなフェンスがほしいというご要望もありました。道路を挟んでお向かいの玄関がリビングの目の前にあるのでお隣の方が玄関から外出されるときに目が合ってしまうことを気にされていました。そこで、私がご提案した内容はこちらです。
まずは、リビングの外にウッドデッキ(上図①)を配置しました。そしてウッドデッキと同じ素材でフェンス(上図②)を設置すればよい目隠しにもなりますし、プライバシーも確保できるオープンテラスになります。お部屋の中から見ると、隣にもう一部屋あるように見えるので、リビングと一体的に広く感じられ、雑草対策としても大変有効です。お庭に降りるときのためにステップを一段取り付ける計画にしました。
こちらは立面図です。お隣の玄関は道路より少し高い位置にあり、お隣の方の目線を考えてウッドフェンスの高さを上げると圧迫感を感じるものになってしまうので、ウッドフェンスは道路通行人の視線をシャットアウトできる180センチの高さに設定し、お隣の玄関からの目線はハナミズキ(上図③)を植えてシャットアウトする案をご提案しました。ハナミズキは落葉樹なので、南側に植えても冬には葉が落ちてお部屋の中まで日差しが届きます。奥様はこの提案をとても気に入ってくださいました。
T様は、お子様がプールで水遊びができるウッドデッキを強く希望されていたので、ゆとりをもった大きさのウッドデッキと、コストパフォーマンスもよい化粧砂利を敷くご提案をさせていただきました。
敷地周りやお庭の雑草対策として、他社ではとにかく全てをコンクリートで固めてしまうような提案をされる方もいますが、 私どもは、お客様のご希望と予算に合わせて、温もりのある快適な空間づくりを心掛けています。
しっかり基礎工事してから、グリーンパトロールで使用している防草シートと砂利を敷けば絶対に雑草が生えませんし、砂利が土に直接触れないので汚れにくくなる利点もあります。そして歩く音が聞こえるため防犯効果もあります。
市販の防草シートを使用しての失敗談は大変多く、脅威の生命力をもつ雑草に対峙するためには、プロであっても容易ではないのですが、グリーンパトロールが施工させていただいたお客様みなさんへ「自信をもって工事していますので、雑草が生えないことを保証します。万が一雑草が生えてきたらすぐにやり直しますのでご安心ください。」とお伝えしています。
ウッドフェンスはメンテナンスがしやすいように、アルミ材の柱で取付ました。いずれ木製のフェンスを交換するときにはアルミ柱は耐久性があるので再利用できます。フェンスに囲まれたお庭は換気が気になりますが、ウッドルーバーの隙間から風が通るので快適です。
これまで、お庭やお部屋が道路側から丸見えでしたが、ウッドフェンスの目隠し効果で、プライバシーがしっかり確保されました。お隣の玄関からの目線も、ハナミズキが目隠しの役割を果たしています。
どのお客様も木々は新しく購入していただくのではなく、既にお庭にある木を出来るだけ活かしたご提案をしています。既存の植木などをそのまま利用して移植することを嫌がる業者の方もいますが、グリーンパトロールはどんな木でも移植の工事に自信がありますので、責任をもってご提案しています。お客様の思いが込められているお庭を大切にしたいからです。
T様のお庭にも雑草に紛れて木々がありました。再利用のお話をさせていただいたら、任せていただけることになり、私が選んで移植をさせていただきました。一部はいままでお庭にあったユリ根を植えられるように、花壇をつくりました。
ダイニングの窓は、お隣の窓が目の前で距離が近いため、目隠しフェンスの代わりに大きな常緑樹を植えました。こちらはどんぐりの木で、一年中葉があるため目隠し代わりになります。T様のお家に小さなお子様がいらっしゃるので、どんぐり拾いができたら楽しいだろうな、と思い選ばせていただきました。
既存であったスチールフェンスはお庭以外を残し、モッコウバラを這わせる計画にしました。バラは冬に落葉するので、本来ですと生垣に向きませんが、モッコウバラは湘南(鎌倉市・茅ヶ崎市・藤沢市)などの暖かい地域では落葉しないので、一年を通してよい目隠しになります。ウッドフェンスより少し低い高さまで成長する予定です。春や秋には、白や黄色の可愛らしい花を咲かせ、楽しませてくれます。
工事を終えて、T様が笑顔でこれからのことを話してくださいました。どんぐりの実を拾っているお子様の成長と一緒に、木々も成長していくことを楽しみにしてくださっています。
これで、真夏はウッドデッキの上にビニールプールを置いて水遊びをしたり、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に、腰かけて花火を楽しんでいただけることでしょう。お友達を呼んで家族ぐるみでバーベキューパーティー!なんてことも。
生まれ変わったお庭はとても快適で、ご希望どおりの空間ができたと大変満足してくださいました。